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女性起業家ふたりの特別対談

厚かましく、アグレッシブに。女性起業家ふたりの『超・本音トーク』。和田 裕美×笹川 祐子 特別対談

2005年、ある起業家仲間の仲介により出会った2人。ともに女性経営者であり、プライベートでは『神社好き』というところから意気投合した。今や「恋人よりも強い信頼関係」で結びついたビジネスパートナーであり、かけがえのない友人同士でもある2人が、代表取締役社長・笹川の人物像をはじめ、イマジンプラスの現状や課題、次代を担う人材像などを語り合った。

「図々しい」「厚かましい」は、褒め言葉だと思って聞いているんです。

――お付き合いの長い和田さんから見て、笹川社長はどんな方なんですか?

和田:一言で言うと、図々しくて、厚かましい人ですね(笑)。

笹川:ヒドイでしょ(笑)? 図々しい厚かましいって、いつも言われてるんですよ、和田さんには。他の人には言われないのに。

和田:みんな気を遣って言わないだけなんですよ。でも私、笹川さんには気を遣わないで、何でもズケズケ言えちゃうんです。

――確かに、おふたりの間には、建前というものは存在していないような印象ですね。やはり、お付き合いが長いからでしょうか?

和田:それもありますが、何より笹川さんの『器が大きい』からですよね。だってほら、こんなことを言われてるのに、笹川さん、笑ってるでしょ? 私みたいな人間に、こんな失礼なことを言われても、許せる器を持っている人なんです。すぐにカチンとくる人には、心の中で思っていても、こんなこと言えないですよ。

笹川:私の器が大きいかどうかはさておき、そもそも和田さんは、私からしても本音でぶつかりあえる人ですからね。本音でぶつかり、本音で夢を語り合える人だからこそ、経営ボードに入ってもらっているんです。絶対的な信頼関係があるということなのかな。

和田:でも、私に限らず、誰に何を言われても平気ですよね笹川さんは。自分も厚かましいけれど、その分、人から厚かましいことをされても大丈夫…、『大丈夫度が高い』とでも言うのかな。このスタンスは、ビジネスの場でもプライベートでも、全く変わらない。それが笹川さんのすごいところなんです。

――それにしても、和田さんのおっしゃる図々しい厚かましいって、ぜんぜんワルクチには聞こえませんね…。

笹川:そうでしょ? 私はむしろ、褒め言葉だと思って聞いているの。図々しさや厚かましさは、別の観点から言えば、営業力や交渉力につながる要素だと思うので。

和田:もちろん私も、褒め言葉のつもりで言ってます。『厚かましい人』というのは、『おせっかいな人』と言い換えることもできる。そして『おせっかいな人』というのは、『人のために動ける人』というのと同義だと思っていて。

――確かに。そういう意味では、笹川社長はまぎれもなく『おせっかいな人』ですね。

和田:いつも、いろいろなことをいろいろな人から頼まれて、そして頼まれればイヤな顔ひとつせずに引き受けて、がんばっちゃう。この、笹川さんならではの『愛すべき厚かましさ』を、社員のみんなにも身につけてもらえば、イマジンプラスはもっと面白い会社になるんじゃないのかな。

笹川さんのようなアグレッシブさが、今のイマジンプラスには足りないかも。

和田:笹川さんの若い頃って、面白いエピソードが満載ですよね。例えば、法人営業で飛び込みをしている時に、いつも受付カウンターで門前払いされていた会社さんの話。奥には決裁権を持つ部長さんが座っているのに、何度足を運んでも、その方は出てきてくれない。それで笹川さん、ある時、受付カウンターによじ登って、オフィス中に響く大声で「そこの方、話を聞いてください!」と大声で呼びかけたっていう…。

笹川:部長さん、びっくりして、渋々私に会ってくれたんですよ。それをきっかけに、最終的にはご契約をいただきました(笑)。

――今の若い社員には、なかなか真似できないエピソードですよねえ…。

和田:もちろん、時代も違うし、そこまでやれとは言わないけれど。でも、正直に言ってもいいですか? …そういうアグレッシブさって、今のイマジンプラスに足りない要素だと思うんです。

――すみません…否定できないかもしれません。

笹川:私ね、若い頃、新卒入社1年目から、当時の会社の社長や上司に食って掛かっていたんです。「こんな仕事、おかしいんじゃないですか?」「本当にお客様のためを考えたら、こうすべきだと思います!」と、ばんばん意見をぶつけていた。今にして思えば恥ずかしいくらい、青臭い正論を振りかざしてね。

和田:でも、そうやって食って掛かられた社長や上司も、ちゃんと受け止めてくれたんでしょう?

笹川:ええ。生意気な小娘に手を焼きながらも、いろいろなことを教えてくれて、そのおかげで今の私があるんです。だからもっと、今の若い人たちにもぶつかってきてほしいんだけど、最近はなかなか、そういう人が現れないのよね。お客様から「イマジンさんの社内で、一番元気なのは社長ですね」ってよく言われるんだけど、それって私にとっては、すごく寂しいことで。

和田:みんな決して元気がないわけではないけれど、おとなしい人が多くて、人前で自分の意見を主張するような人は少ないように感じます。これって、イマジンプラスに限らず、最近の若い人の傾向なのかもしれませんけど。

――うーん。一人ひとりの社員を見れば、ポジティブでノリのいい人ばかりなんですが、確かに、全体的に草食系であることは否めませんね。

和田:でも、逆に言えば、みんなすごく性格が良くてやさしくて、スタッフさんたちの話にもしっかりと耳を傾ける。だからこそ、スタッフさんたちから親しまれたり頼られたりするわけで、人材派遣会社であるイマジンプラスには、絶対的に必要不可欠な存在なんです。一方で、会社を経営する以上、数字や業績を追求していくアグレッシブな姿勢もだいじなわけで、社長としては悩ましいところですね。

笹川:うん。みんながみんな、私みたいな人だったら大変なことになる(笑)。肝心なのはバランスよね。

――もう少しアグレッシブな個性が加わってくれるといいな、というところでしょうか。

笹川:そうね。そういう期待を込めて、少し前に、私たちが掲げる経営コアバリュー『社員心得10ヶ条』に、「積極的な行動を!」という文言を加えたの。社会がスピーディに変化していく中で、会社もビジネスモデルも、どんどん進化していかなくてはいけない。でも、今のイマジンプラスは真面目な人が多いからか、ともすれば、これまでの手法やスタイルに固執しがちな一面があるでしょ?

和田:もう一歩、新しいことにもどんどん挑戦していく、積極的かつ柔軟なマインドが欲しいところですね。

働く女性に必要なのは、『輝かせてください』ではなく『私が輝きたい』という強い意志。

――総括すると、これから迎える新入社員に対して、求めたいのはどんなことでしょうか?

笹川:基本的には、明るく元気で、『社員心得10ヶ条』に共感してくれる人なら大歓迎なんですけどね。そこに積極性がプラスされると、もっといいなあ…。

和田:あとは、何があってもひとりで生きていける力を身につけたいとか、仕事を通して学びたいとか、そういう強い意志を持っている方が良いですね。

笹川:やる気がある人よね。やる気といってもいろいろだけど、就活やインターンシップの段階から、自分のキャリアモデルなどをある程度描いている人、目的意識を持っている人には、やっぱり強さを感じる。

――せっかく、女性で経営に携わっていらっしゃるおふたりをお迎えしているので、『女性の活躍』という部分でもお話を伺いたいです。

和田:女性にとって、結婚・出産というのは仕事を続ける上で一番ネックになる部分なので、そこをサポートする『制度』や『環境』は、大切な要素ですよね。でも、大前提として大切にすべきなのは、働く女性たち自身が、『何をしたいか』『どんな自分になりたいか』という意志を持つこと。「福利厚生がしっかりしているから働きます」ではなく、まず「私は結婚して子どもも産んで、仕事も続けたい」という意志があって、それに対して会社がサポート体制を整えていくというのが、順序としては正しいわけで。

笹川:確かに。「輝かせてください」ではなく、「私は輝きたい、だから一生懸命がんばるんだ」という意志のある方には、こちらもサポートは惜しみません。若い時にがむしゃらにがんばって、何かに自信を持っている人は後々強いから、ぜひイマジンプラスで、そういう底力を養って、経済的・精神的な自立につなげていってほしいですね。

和田:女性の社長が経営する会社は、制度や環境だけでなく、目に見えない部分でも得られるものがあるんですよね。女性のビジネスパーソンは、若い頃に、営業現場などで「女の子」扱いされて悔しい思いをした、という場面を、必ずといっていいほど経験している。だからこそ、男性とは違う視点からこまやかな心配りができたりする…。学べることは多いんですよ。

――なるほど。そう考えると、女性はもちろん、男性にとっても、より広い視野などが身につく環境といえるのかもしれませんね。

和田:イマジンプラスは、少数精鋭型の組織。そこも魅力のひとつです。大きい会社だと、社長と顔を合わせる機会なんて滅多にないけれど、この会社は、笹川祐子という、超・個性的な社長のすぐそばで、笹川イズムという刺激を受けながら成長していくことができる。このアドバンテージは大きいと思いますよ。