中小企業における経営課題とは?課題別の対策方法

日本企業においてその大半を占める中小企業。これから中小企業が事業を拡大するためには、目の前にある経営課題を解決しなければなりません。短期的な視点で課題と向き合うだけではなく、中長期的にも課題に取り組む必要があるでしょう。 ここでは、中小企業がどのような経営課題を抱えているのか見ていきます。各企業が抱えている課題は異なりますが、共通点もあります。解決するための方法についても見ていきましょう。


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中小企業が抱えている経営課題

中小企業は、どのような経営課題を抱えているのでしょうか。とくに事業を拡大させたい場合、すぐにでも着手すべき問題があります。

人手不足を中心に、深刻な3つの経営課題について確認していきましょう。

慢性的な人手不足

中小企業において、もっとも大きな課題は人手不足です。

2018年版の中小企業白書によれば、中小企業の人手不足は2009年以降、加速していることが指摘されています。企業の規模が小さくなればなるほど、苦境に直面しているようです。

[参照]「2018年版 中小企業白書」(中小企業庁)

中小企業が人手不足に陥る背景として、就職活動における大企業への人気が関係しています。近年、ベンチャー企業や地元企業を志望する学生は増えてきたものの、大手志向の学生が大半を占めます。

コストをかけながら求人広告を駆使して人材募集する大企業は、中小企業に比べると優位な立場です。ブランディングや知名度において、中小企業はなかなか学生からの注目が集まりません。

さらに少子高齢化による影響も受けています。日本の生産年齢人口が減少し、企業は人材を集めにくい状況に陥っているのです。とくに優秀な人材を獲得するためには、競合となる企業との熾烈な争奪戦になります。

1人当たりの生産性の低下

1人当たりの生産性が低下していることも、中小企業における経営課題のひとつです。これは2008年に起きたリーマンショックが影響しています。

リーマンショックは、世界的な規模で経済を揺るがしました。日本でも企業の生産性は低下して、景気後退を余儀なくされたのです。また長期的なデフレ経済が、内需を中心に日本企業を苦しめました。

10年が経過して、ようやく大企業や一部の産業で1人当たりの生産性は回復傾向にあります。その一方で、中小企業はいまだに回復の兆しが見られていません

企業におけるコストの大半は人件費です。社員一人ひとりの生産性が低いままでは、会社経営として問題があります。費用対効果を改善して、利益を上げるためには、社員の生産性を上げることが必須の課題です。

後継者不足

最後に、後継者問題を取り上げます。高齢化が加速する日本社会で、企業の経営者は後継者問題に直面しています。

会社を事業拡大・存続させたくても、高齢の経営者には長期的に務めることが困難な状況です。さらに事業を継いでくれる後継者がいません。任せられる人材が育たないだけでなく、母数として後継者となる人材が少ないのです。

また、金融機関から借り入れた個人保証問題や、親族経営による経営体質も関係して、外部からの後継者が集まりにくい環境に陥っています。

このような結果、事業承継が行なわれず、中には廃業に陥る企業もあります。

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中小企業の経営課題を解決するには

ここまで中小企業における経営課題を紹介しました。これらの問題は、どのように解決できるのでしょうか。

決して一筋縄ではいかない問題ということもあり、多角的な視点から解決する方法についてご紹介します。

労働環境を見直す

まず、労働環境を見直すことが必須です。

残業などの労働時間、有給休暇取得率といった勤務状態が、現在どのような状況か把握をします。その上で、長時間労働に陥らないように制度を整え、有給休暇が取得できるように促進する対策が必要です。

このような良い労働環境をつくる対策は、人材の定着率を高めるだけではなく、求人募集をする際の求職者への訴求ポイントにもなります。

M&Aで事業承継を行う

人材が不足して事業の存続が難しい場合は、M&Aもひとつの解決策です。

事業を大企業や競合他社に売却することで、事業承継を行えます。

会社の技術、従業員の生活、得意先・顧客との関係を絶やさないためにも、M&Aは現実的な方法です。自己資本による経営が困難な場合にも、有効な解決策となるでしょう。

ITを活用する

人手不足を解消して、生産性を上げる方法として注目されているのはITの導入です。今まで人による手作業で行っていた業務を、IT技術に移行することによって業務を効率化することができます。

もちろん、ある程度の額の初期投資が必要です。しかし、長期的な視点で見れば大幅な経費削減につながるでしょう。

近年では、会計や在庫管理、経理などクラウド上でも処理できるサービスが増えてきているので、積極的に利用してみましょう。

外国人人材を雇用する

最後は、外国人人材を雇うという選択肢です。人材確保が難しい現在、海外からの人材を採用する企業も増えてきています。

近年、街中のコンビニエンスストアやレストラン、ドラッグストアでも、外国人が活躍する光景を目にすることが増えてきました。

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まとめ

中小企業の経営課題についてご紹介しました。人材不足、1人当たりの生産性の低下、後継者不足など、様々な課題が深刻化していく中、課題が大きくなる前に対策をとる必要があります。

まずは経営課題の現状と原因を徹底的に分析することが大切です。ここでは中小企業の経営課題に有効な4つの対策をご紹介しましたが、しっかりと課題を明確にした上で最適な対策を取っていきましょう。

経営課題に落胆するのではなく、会社を発展・好転させるための機会と捉えて取り組んでいくことが大切です。