中国人とうまくつきあうための「心得」!その国のことを知るべし!

中国人材を雇用する日本企業にとって、彼らとの付き合い方を学ぶことは非常に重要です。 人とのより良い付き合い方を学ぶためには、相手の「個性」や「自己肯定感」などの、アイデンティティーや価値観を知る必要があります。 中国人材の雇用に限らず、よい人間関係を構築するうえで、相手のことを知ろうとすることはとても大切なことです。ここでは、まず中国という国のことをよく知るところからはじめてみましょう。 相手が生まれ育った国の特性を知ることは、遠回りのようで実は相手との距離を縮めるための近道なのです。そして、これが中国人ともうまく付き合うための「心得」であると考えましょう。


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中国人とうまく付き合うための心得

中国人との良好な付き合い方を実現するためには、いくつかの踏まえておくべきポイントがあります。

中国という国を知ろう

中国は、アジア大陸の東に広がる一帯の地域を指します。誰にでもわかりやすく、中国という国をひとことで表現するなら、国の面積が広くて人口が多いというところではないでしょうか。

世界で3位という中国の国土面積と人口は、それぞれ日本の26倍、10倍以上に相当します。人口に関しては、戸籍に登録されていない人もいるため、正しく把握されていないともいわれていますが、公には13億の人口を抱えるという数字が出されています。

中国人の特性を知ろう

「中国人」とは、「中国(中華民国および中華人民共和国)における諸民族」の総称と定義されています。中国における諸民族以外にも、外国籍から帰化して中国籍を取得した人も中国人と呼ばれます。

中国人のアイデンティティーや価値観を正しく理解出来ている日本人は、ごく少数に限られているのが現状のため、多くの日本人が中国人との付き合い方に悩むことは自然かもしれません。

中国には、現在56民族が暮らしており人口の大半を漢民族が占めています。一民族が人口の大半を占めていることもですが、驚くべきは残りの55民族がすべて少数民族であるという点です。

しかも、少数民族は漢民族を好ましく思わないことが多いという中国ならではの特性があります。異なる民族の中国人を受け入れる上で、日本企業がこのことを理解しておかなければ、中国人との付き合い方に問題が生ずる恐れがあるでしょう。

言語の部分では、国土が小さい日本でも、方言として地方ごとに話す言葉が異なります。イントネーションだけではなく、同じものごとを指す単語がちがうことがありますね。しかし、あくまでも同じ「日本語」としての扱いです。

一方、56の民族を抱え、日本の26倍もの国土を誇る中国では、ひとくちに「中国語」と言っても日本における訛りや方言のレベルでは収まりきらないほど、まったく異なる言語として民族間、地方間で使い分けられることが一般的です。

訛りや方言を好意的にとらえる日本人は多くいますが、コミュニケーションの手段を誤ると、人との付き合い方に支障をきたす原因にもなりかねません。中国人材の雇用を推進する日本企業にとって、この認識も必要不可欠なものです。

どの国の人も、母国語を大切に思っています。幼少のころから使っている言葉であれば、なおのことです。言語は中国人と付き合う上で、特にデリケートな問題のひとつであると理解しておきましょう。

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中国人の考え方や価値観を知ろう

中国のニュースを見ていると、日本人にはとても理解しがたい映像を目の当たりにすることがあります。しかし、それだけで「日本人が正しい」や「中国人が正しい」と善悪を安易に判断することはできません。

日本には日本人にしか理解できない美徳があるように、中国人にも中国人特有の価値観があるからです。職場内の人間関係であれば、理解が難しいことは思い切って訊ねてみることもひとつの方法です。

想像だけで判断してしまうと、誤解が生まれいつまでたっても平行線のままです。相手を知り、自分のことも知ってもらうことが肝要です。国民性がまったく異なる中国人との付き合い方のポイントはここにあると言えるでしょう。

中国人と日本人の価値観の違いは?

中国では、儒教に基づく家族愛が重視されます。この伝統的価値観は、現代中国人の血にも流れています。これが中国人の価値観として現代にも顔をのぞかせることがあるのです。

日本の企業で働く中国人は、企業に対して一種の家族愛を感じます。上司や同僚、あるいは部下に対する家族的愛情は、少なくとも日本人が感じる会社愛よりも、はるかに大きいと考える必要があるでしょう。

上司が部下の成長や成功のために叱咤激励をするのは、日本企業においては日常茶飯事です。しかし、中国人の部下に対し、日本人と同じ調子で叱責すると、中国人の価値観を壊す危険性があります。

世界から見れば、日本人の価値観も「非常識」ととらえられることが多いようです。日本の企業で働いているという理由だけで、日本固有の価値観を中国人に植え付けようとすることには、少なからず無理が生じます。彼らの無理強いは避けるべきでしょう。

日本人の上司、同僚、部下が中国人との付き合い方で最も注意すべき点は、できる限り中国人の価値観をおかさないことです。中国人の価値観をおかすことなく、いかに歩み寄ることができるのかが、最も重要なポイントになります。

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中国人の職業観・就労観を知ろう

中国人の価値観を知ることの重要性についてお伝えしてきましたが、日本企業で働く中国人とうまく付き合うためには、仕事に対する価値観も共有する必要があると考えるべきでしょう。

仕事に対する価値観のことを「職業観」あるいは「就労観」と表現します。

日本人との違いを理解する

かつて日本人は、与えられた仕事をまじめにコツコツとこなす職業観に美徳を見出してきました。依然としてその名残はあります。しかし、中国人の職業観は日本人とは大きく異なります。

なぜならば、中国人は平凡な仕事や作業をコツコツと行うルーティンワーク的な職業自体を嫌う傾向があるからです。中国人は自分の仕事を客観視し、体面を保てるかどうかを優先します。たとえば留学して一流企業に勤めること、経営者になることに職業観を見出します。

良く言えば日本人にないハングリー精神が職業観に反映されやすく、悪く言えばプライドが高いところが中国人にはあるといえます。

中国人の国民性を理解し、接すること。これが企業において中国人とうまく付き合うための鉄則です。職業観・就労観においても、日本人の感覚を中国人に押し付けない方が良いでしょう。

例えば日本人は、プライベートの時間を削って仕事を優先する傾向にあります。時にはサービス残業も「致し方がない」と思い、受け入れるときもあるでしょう。

一方、中国人は違います。プライベートの時間をとても大切にするため、仕事は決められた時間内でこなそうとします。

日本人は、「仕事が終わるまで帰れない」という発想が多いなか、中国人は「何時までに仕事を終わらせるか」という考え方を主流としているのです。中国人に限らず、多くの外国人は日本人と異なった職業観や就労観を持っています。

それぞれの価値観に違いがあるということを理解すれば、相手を自分の考え方に合わせて従わせるといった強引なことをせずに済みます。

先ずは違いを理解することから始めることで、相手を受け入れ、人間関係を円滑にするというところへ繋がっていくのではないでしょうか。

中国人材の雇用において、労働者とのコミュニケーションで悩まれている企業様は人材派遣会社のイマジンプラスへお問い合わせください。相談から就労まで、一括してサポートいたします。

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まとめ

中国と言う国や民族(人種)、言語、価値観など、さまざまな角度から中国人を理解することで、付き合い方や歩み寄り方が見えてきます。とは言え、外国人のアイデンティティーを知ることは、決して簡単な課題ではありません。

しかし、日本人と中国人が互いに関係しあいながら共に成功を収めるためには、彼らのアイデンティティーへの歩み寄りは不可欠です。中国人のアイデンティティーを理解した成果が仕事の成果としてあらわれるのであれば、積極的に取り組みたい課題であると言えるでしょう。