イマジンプラス社長 笹川祐子の感謝ブログ
イマジンプラス社長

笹川祐子の
感謝ブログ

人材サービスの女性社長が、心豊かにビジネスの王道を歩む日記。
社長業、働く、学ぶ、日々の良い習慣、会社のことなど、
元気の秘密をつづります。

【書評】ファクトフルネス

こんにちは。笹川祐子(@imagineplus_ceo)です。

今、ベストセラーの「ファクトフルネス」(ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著)

世界の貧困・教育・環境・エネルギー・人口問題—

「あなたの常識は、20年前で止まっている?」

この本には13の質問クイズがあるのですが、まともに正解できる人はほとんどいないとのこと。

特に、さまざまな国の様々な分野で活躍する人々。

医師、大学教授、ジャーナリスト、活動家、グローバル企業の役員、政界トップなど高学歴で国際問題に興味がある人たちでさえ、世界の今の現実を知らないというのです。

これには驚きました。

いわゆる識者の「世界はこう変わっていく」たぐいの本やレポートや記事が巷にあふれていますが、どれも、勘違いしている人によって発信されているとしたら?

私たちは誰を何を信じたらいいのでしょうか。

それを基に、世界の問題を解決しようという活動や、国家戦略やグローバル企業の戦略が、現実と乖離しているかもしれません。

世界のトップリーダーと言われる人たち

ちなみに、まともに正解できる人がいないというクイズは、どんなものでしょう。

あなたは世界の真実を知っていますか?

<質問> 世界の人口のうち 極度の貧困にある人の割合は、過去20年でどう変わったか

A 約2倍になった

B あまり変わっていない

C 半分になった

<質問> 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するでしょう?

A 20%

B 40%

C 60%

<質問>いくらかでも電気が使える人は世界にどのくらいいる?

A 20%

B 50%

C 80%

さて、いかがでしょうか。

私自身もたくさんの思い込みやイメージに縛られていると思いました。

なぜ、世界のトップリーダーたちが、基本的な問題に答えられないのだろうか。

知識のアップデートを怠っているわけではない。

悪徳メディア、フェイクニュースのせいでもない。

その原因は脳の機能にある!

ドラマチックな本能と、ドラマチックすぎる世界の見方

人間の脳には、古来、狩猟時代からの本能が組み込まれているのです。

あなたは、次のような先入観を持っていませんか。

「世界では戦争、暴力、自然災害、人災、腐敗が絶えず、どんどん物騒になっている。

金持ちはより金持ちになり、貧乏人はいっそう貧乏になり、貧困は増え続ける一方だ。

何もしなければ天然資源ももうすぐ尽きてしまう」

確かに。

メディアでよく聞く話で、私もそう思っていました。

しかし、噂話やドラマチックな物語を求める本能が、「ドラマチック過ぎる世界の見方」と世界についての誤解を生んでいるとのこと。

では、どのような思い込みにとらわれているのでしょうか。

1.分断本能 「世界は分断されている」という思い込み

2.ネガティブ本能 「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み

3.直線本能 「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み

4.恐怖本能 危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み

5.過大視本能 「目の前の数字が一番重要だ」という思い込み

6.パターン化本能「一つの例がすべてに当てはまる」という思い込み

7.宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み

8.単純化本能 「世界は一つの切り口で理解できる」という思い込み

9.犯人捜し本能 「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

10.焦り本能 「今すぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み

この10の本能を抑えなければ、事実に基づいて正しく世界を見れないということ。

この本ではその本能をわかりやすく説明し、どうしたらそれを抑えられるか、具体的に教えてくれています。

そして、<情報を批判的に見ることも大事だけど、自分自身を批判的に見ることも大事>

自分は事実を見る準備ができているか?

この10の本能に縛られすぎていないか、自問自答や、訓練が大切です。

私はこれからもっと意識して世の中のニュースや数字を見ていこうと決意しました。

事実に基づいて世界を見れば、それほど悪くない。

恐ろしいニュースや悲惨な状況に胸を痛めることもあるけれど、良くなっていることもたくさんあるのです。

そうすれば心も穏やかになるし、世界の見方が変わりますね。

この本には、各種いろいろなデータとその出典がでていますし、日々アップデートされる情報にアクセスできるでしょう。

<減り続けている16の悪いこと>を見るとほっとします。

たとえば、

・飛行機時の死者数

・児童労働

・オゾン層の破壊

・飢餓

また、<増え続けている16の良いこと>も嬉しいが、知らなかったことも。

・小児がんの生存率

・絶滅危惧種の保存

・科学の発見

・オリンピック

この本の著者は3人のメンバーです。

この方々が世界の人たちに知識不足をなくそうと決意し、力を合わせ、専門職としてして培った経験を活かし、データ収集、データ解析、見やすいプレゼンテーションにまとめてくれました。

最大の功労は、

思い込みを乗り越え、データを基に 世界を正しく見る習慣を

私たちに提言してくれていることです。

世の中の変化のスピードが激しい現代。

環境、エネルギー、人口問題がどうなっていくか。

それらを考える今現在では一番正確なデータ、そのアクセス先が詰まっています。

特に巻頭の所得レベルと健康の国別チャート(日本は最上位レベル)、巻末の所得ごとの暮らしのカラー写真、データなど、新卒説明会や大学生向けの講演で使わせてもらっています。

お子さんに話せることもたくさん。

素晴らしい必読の書。

ぜひ、読んでみてくださいませ。

 

 

笹川祐子 詳しいプロフィールはこちら

https://www.imagineplus.co.jp/blog/yukosasagawa

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