スペシャルインタビュー「働くということ」

株式会社キャリア・マム
代表取締役CEO
堤 香苗
笹川祐子

「女性のキャリア・アップ支援」「主婦ビジネスの実態」「口コミによるマーケティングやコミュニケーション術」「在宅ワーク」「ITビジネスの可能性」等のテーマで講演、執筆の他、インターネットメディアのコーディネーターとしても幅広く活動中の堤社長。働く主婦の代表、堤社長にとって働くということはどういうことなのか、本音をうかがいました。

株式会社キャリア・マム 代表取締役CEO堤 香苗 Tsutsumi Kanae
社名 株式会社キャリア・マム
URL http://corp.c-mam.co.jp
設立 2000年8月
所在地 〒206-0033 東京都多摩市落合 1-3-7-501
事業内容 主婦向けの総合マーケティングリサーチ事業、商品開発事業、リサーチ、アウトソーシング事業(店頭・フィールド調査他)、コンテンツプロモーション(サイト企画・制作・運営、コンテンツ企画・制作他)。
著書 「売れるマーケティングのしかけ」

「おしゃべり力」

働くということ
+01
笹川 堤社長にとって働くということはどういうことでしょうか?
堤社長 私にとって働くということは、「自分自身である」ということです。今の若い方は働くということがどうというよりも、お金をどうやって得ようとか、待遇はどうとか、仕事の外側の部分を気にしすぎていると思うんですね。生活している大半の時間を働くことに割きますので、もっと自分らしく過ごして欲しいですね。

仕事観や仕事をする上での工夫
+02
笹川 大学生時代から、フリーでアナウンサーをされていたそうですが、その頃はどういう感覚でお仕事をされていたのでしょうか。また、仕事をする上での工夫などあればお聞かせください。
堤社長 当時から私の仕事観に、「代名詞で呼ばれたくない」というものがありました。
早稲田の女子大生とか、~家のお嬢さんみたいに代名詞で呼ばれるのではなく、きちんと「堤香苗」という名前で呼ばれたかったんですね。
そのために、厳しい環境であっても努力し続けました。相手にしっかり認められ、評価を得なければ、実力があっても意味がないと考えていましたので。フリーは身ひとつの商売なので会社や先輩・同僚などから何か与えられるという環境ではなかったので苦労しましたが、その分、私自身得るものは多かったと思います。
それから、仕事を始めた時からの習慣なのですが、毎回仕事が終わった後、一緒に仕事をしていた相手に「私のことで、気がついたことがあれば教えてください」と聞くようにしていました。それをノートに書いて、次の仕事までに読み返すんです。この「ダメ出しノート」のおかげで自分の欠点を随分改善できたと思います。
人の欠点を自ら進んで指摘してくれる人は少ないですよね。あまり心地のいいものではありませんので。だから私は、自分から積極的に相手に聞くようにしていました。

働くことで得られるもの
+03
笹川 堤社長にとって、働くことで得られるものは?
堤社長 それは、自己の成長だと思います。他人から必要とされ、「ありがとう」という感謝の気持ちをもらえるのが仕事です。この相手からの感謝の気持ちが、さらに自分を成長させてくれるのだと思います。
それと、決してお金をもらえるものだけが仕事ではありません。例えば、主婦業やボランティアであってもれっきとした仕事です。相手からありがとうをもらう活動全てが仕事なんです。そこに、オリジナリティや、プロフェッショナル性が入って、初めてお金や地位や名誉を得られるんです。また、チームリーダーなどの地位を得れば、自分だけではない、チームの成功も含め、メンバーと一緒に大きな喜びを味わうこともできるんです。

求める人物像
+04
笹川 御社が求める人物像を教えてください。
堤社長 当社は、ソリューション営業の会社です。10万人の主婦の協力を得て、お客様の問題を解決していきます。お客様が期待している以上のゴールを設定し、業務を行いますので創意工夫が好きな方がいいですね。逆に言うと、言われたことしかできない人にはちょっと難しいかもしれません。それから、お客様がお困りの問題を、ニュートラルな状態でしっかり聞き出すためのコミュニケーション能力と柔軟な考え方ができる人がいいと思います。

これからの社会に求められる人材の資質
+05
笹川 これからの社会に求められる人材の資質はどういうものだと思われますか?
堤社長 ある意味原点回帰なんですが、今まで以上に求められていくのはコミュニケーション能力だと思います。近年、パソコンや携帯電話でのメールコミュニケーションが増え、対面でのコミュニケーションが不足しています。自分と価値観が違う人と、直接かかわる機会が極端に減ってしまってるんですね。その結果、相手の意図を正確に汲み取る力や自分の意思を伝える力が弱くなっている気がします。このように発達した時代だからこそ、対人コミュニケーション能力は一層問われてくると思います。
それから仕事ができない人を、できる人が教育していくということも重要になります。もし皆さんが上司の立場になった場合には、部下の成長のために権限をどんどん委譲してあげてください。そして部下が困っている場合は、一緒になって考える。答えは、その現場にしかありませんので、部下とともに考え、解決することが大事です。ハウツー本では決して学ぶことができない貴重な経験を手にすることができるはずです。

若い人へのメッセージ
+06
笹川 最後に、若い方へのメッセージをお願いします。
堤社長 忘れてはいけないのは、商売の価値(バリュー)はお客様が決めるということ。お客様が何を求めているのか、何事も相手(お客様)主導で物事を考えることが重要です。
ただ逆に、自分はどうありたい、何をしたいということを常に発信していくことも非常に大切です。このことで必ずチャンスが回ってきますから。ファーストチャンスが目の前に来たら、できる・できないは関係なく怖がらずにチャレンジして欲しいですね。

インタビューを終えて笹川より

堤社長、いつもありがとうございます!
2児の母として、家庭を持ち、社長業もこなすパワーが10万人の主婦のネットワークをつなげられているんですね。
ダメ出しノートの習慣、欠点を自ら聞ける姿勢が素晴らしいです。
今は本当に女性に有利な時代となりました。
もっともっと女性の感性を活かし、のびやかに働ける場所が増えていくでしょうね。働く女性の応援サイトとして御社の存在が大きく支えになることを願っております。

MENU
Copyright © 株式会社イマジンプラス

TOPへ戻る