スペシャルインタビュー「働くということ」

株式会社オウケイウェイヴ
代表取締役社長
兼元謙任
笹川祐子

Web2.0による日本初、最大級の人気Q&Aサイト「OKWave」を作り上げた兼元社長。過去の様々な経験から「世のため、人のため」というホスピタリティの精神を強くお持ちの兼元社長にとって、働くということはどのような概念なのか。直撃インタビューを敢行しました。

株式会社オウケイウェイヴ 代表取締役社長兼元謙任 Kanemoto Kaneto
社名 株式会社オウケイウェイヴ
URL http://www.okwave.co.jp/
設立 1999年7月
所在地 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-19-15 ウノサワ東急ビル5階
事業内容 Web2.0による日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWave」の運営及び関連する企業サービスの同時拡大。Q&A形式の情報交換コミュニティサイト運営(OKWaveなど)。FAQヘルプデスクソリューションの提供(OKWave Quick-Aなど)。Q&A形式の情報活性化ソリューションの提供(OKWave ASK-OKなど)。Q&Aサイトの問題解決力を活用したCGMソリューション(OKWave QA Partnerなど)。FAQ作成オペレーション支援コンサルティング(OKWave FAQ Management)。
著書 「ホームレスだった社長が伝えたい働く意味」、「ホームレスからのリベンジ―あるIT社長の独白」、「グーグルを超える日 オーケイウェブの挑戦」、「1日1枚成功シート―これで僕はホームレスから上場企業の社長になった」
働くということは
+01
笹川 兼元社長にとって働くということとは?
兼元社長 私にとって働くということは、「傍を楽にすること」です。周りの人のため、社会のために行う活動、それが働くことだと考えております。言い換えれば世の中の役に立つということでしょうか。
話は変わりますが、赤ちゃんはなぜ泣くのかという問いに対して、私はこう考えています。偉大なお母さんとのつながりをなくした赤ちゃんは、それを取り戻そうと必死に泣く。一生懸命周囲に働きかけをして何かを得ようとする。だから泣くのだと。
ところが、自分の殻の中に閉じこもってしまい、何もアクションを起こさなければ、すべてのことが自分の中だけで堂々巡りをするだけで、何も始まらなければ、何も変わらない。
周囲に働きかけをして、初めて自分の存在が生まれる。このことが非常に重要なんですね。
物事を相対的にとらえ、自分というものの理解を深める。そして更に次の行動を起こしていく。その積み重ねが傍を楽にするということにつながっていくのだと思います。

ホームレス生活で得られたものは
+02
笹川 兼元社長にとって、働くことの楽しさはどんなことでしょうか?
兼元社長 ホームレス生活は、なぜ働くのかということも含めて自分の生き方を深く考えるきっかけになりました。ホームレス生活をしているときに、とある中国人女性と出会ったんですね。
彼女は中国から、身一つで日本に来て、学校に通っていたのですが、お金がもったいないという理由でホームレスをしており、公園で出会いました。その彼女に、こう言われたんです。「私の国は貧しくて貧しくて仕方なかった。食べれなくて死んでしまう人もいたのよ。日本はそのような不自由はない。食料もあって、学校もあって、本もあって先生もいる。あなたはそんな恵まれた環境にいるのに、何もせず、フラフラしてるとは何ですか」と。それを言われて、悔しくて仕方なくて、それで立ち直ろうと決めたんですね。この女性の影響もあって、自分の人生に真剣に向き合うことができました。
思いを達成できた喜び、しかも社員たちと心を一つにできて楽しかったですね。

働くことで得られるもの
+03
笹川 働くことで得られるもの、それはズバリ何ですか?
兼元社長 元SONYの井深さんのお言葉にもありますが、働くことによって得られるもの、それはズバリ「より難しい仕事」です。私にとって、報酬や待遇というものはそれほど重要ではないんです。プライベートでも、ふとした瞬間に仕事のことを考えてしまうくらい、仕事そのものが好きですから。仕事が好きで楽しいからこそ、より難しい仕事が自分にとって最高の報酬と思えるのでしょうね。
それから、一生懸命働いて、人様から感謝の気持ちをもらっていると、将来的に必ずいいことがあるんです。感謝の蓄積が、巡り巡って自分の幸せをサポートしてくれるのです。
ですから、今の若い方々にも、他人から「ありがとう」と感謝の言葉をもらえるような仕事をたくさんして欲しいと思います。

求める人物像
+04
笹川 御社が求める人物像を教えてください。
兼元社長 愛を持っている人。これが大前提になります。
「ありがとう」と素直に感謝できる人。そういう愛のあるコミュニケーションをとれる人がいいですね。
それから、当社の理念に「ポジティブ・ポッシブル・チャレンジ」というものがあります。主体性をもって前向きに、そして「なぜできないのか」ではなく、「どうしたらできるんだろう」、さらに何事にもチャレンジしていきたい、そのような考え方に共感していただける方に集まってきて欲しいですね。

若者へのメッセージ
+05
笹川 それでは最後に若者へのメッセージをお願いします。
兼元社長 まず、「自分はひとりじゃない」そう思って欲しいです。
と言いますのも、皆さん一人ひとりに自律神経という味方がついていますから。この自律神経というのはすぐれもので、我々が気付かないところで体調を管理してくれたり、サポートしてくれているのです。普段はあまり意識していないと思いますが、この自律神経が自分を守ってくれていると信じ、何事にも前向きにチャレンジし、人生を楽しんでもらいたいと思います。極端な話、倒れる寸前まで働けるのも若いうちですし、自分の限界までチャレンジできるのも若いうちだけ。そして、その結果自分なりの「適当」、つまり仕事の要領がわかるようになるのではないでしょうか。自律神経というパートナーを信じ徹底的に仕事をする、若いうちはそんな時期があってもいいのではないかなぁと思います。

インタビューを終えて笹川より

兼元社長、ご多忙の折、ありがとうございました。
兼元社長のお人柄、経営理念、前向き思考への転換など、素晴らしく、共感できるものばかりでした。
以前から社長の本を読ませて頂いておりましたが、ホームレス時代に、奥さんに仕送りしていたお金を、再起するとき、奥さんが貯めておいて渡してくれた、というエピソードがとても印象的で心温まるものです。
「2010年までに世界100カ国にQ&Aソリューションを提供する」という具体的なビジョンを掲げられています。
日本発世界へ羽ばたくますますのご発展を私どもも応援申し上げます。

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