スペシャルインタビュー「働くということ」

サイボウズ株式会社
代表取締役社長
青野 慶久
笹川祐子

創業10年で、自社を国内NO1(トップシェア)グループウェア開発会社にまで成長させた、青野社長。若手起業家の注目を集めている青野社長にとって、働くということとはいったいどんなことなのか。当社笹川がその成功の鍵を探るべくインタビューを敢行しました。

サイボウズ株式会社 代表取締役社長青野 慶久 Aono Yoahihisa
社名 サイボウズ株式会社
URL http://cybozu.co.jp/
設立 1997年8月8日
所在地 〒112-0004東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル12F
事業内容 インターネット /イントラネット用ソフトウエアの開発、販売
企業向けグループウェア開発トップランナー。
2000年に東証マザーズ、2006年には東証一部上場を果たし、現在も躍進中。
著書 「ちょいデキ!」 出版/文藝春秋 定価/730円北斗神拳のごとき達人術より、誰でもできる太極拳的仕事術を極めよ!ビジネススキルや仕事へのモチベーションがそれほど高い方でなくても簡単に実践できるビジネスノウハウを一問一答形式でご紹介します。
青野社長にとって、働くということは?
+01
青野社長 もともと働くということは、世の中に価値を創造することだと考えておりました。
ただ、ここ最近働くということは生きるということ、食べていくことなんだというところに行きついたのです。
笹川 具体的には、どのような心境の変化があったのですか?
青野社長 以前は、自分が有益なサービスを生み出し、世の中にとって価値を創造することが、私にとって働くということそのものでした。そのお客様への想いが起業へと繋がりましたし。
ただ、現在では「働くこと=生きること=食べていくこと」という思いが強くなってきたんですね。やはり、人間の根底にあるものは幸せに生きるということですから。
その中でも最も重要なのは食べるということ。これなしでは、生きていけませんよね。
世の中に認められるという以前の問題として、働くということは幸せに食べていくこと暮らしていくこと、そのものであると考えるようになりました。

働くことで得られるもの
+02
笹川 青野社長にとって働くことで得られるものって何だと思いますか?
青野社長 いい仕事をすると得られるもの、それはズバリ仕事です。
仕事の報酬は、もう1段階上の仕事だと考えております。頑張った人にはより責任のある重い仕事が与えられる。
また、ちょっと別の観点から考えると、仕事で得られるものは、マズローの欲求5段階説でいうすべてのものですかね。仕事の成果によって欲求はすべて満たされていくと私は考えております。

仕事のやりがいとは?
+03
笹川 それでは、青野社長にとって仕事のやりがいはどういったところに感じますか?
青野社長 そうですね、私にとって仕事のやりがいは、その時々の自分の置かれたステージによって、随分変わってきましたね。
例えば、起業したばかりのときは、世の中に認められたいという思いでソフト開発に打ち込んでいましたが、会社が大きくなり上場というステージを経て、今では従業員の喜びを生み出したい、私にとってそれ以上の喜びはあるのだろうかと考えるようになりました。
つまり人生のステージによって喜びややりがいは変化していくものなので、何かに固執する必要はないのではないかと思います。
当社の従業員が今以上に幸せになれる会社の方向性があるのなら、本気でそちらにシフトしていっていいと考えております。

企業トップから見た求める人物像
+04
笹川 次に、御社の求める人物像・成功している人の共通点を教えてください。
青野社長 私の座右の銘は「熱意、誠実、素直」です。私が求める素養は、この3つに尽きますね。
当社で、成功している人材も、この3つの能力を持っているメンバーです。
逆に苦戦している人は、自分に自信があるがゆえに、人の意見を素直に聞けない人です。入社2,3年目までは良いのですが、その後、成長がピタッと止まってしまう。
人の話に耳を傾けられない人は、成長に限界がありますし、上司や周りのメンバーも次第に何も教えなくなるんです。
当社には「熱意、誠実、素直」の要素を持った人に集まってきて欲しいですね。

現代の若者へのメッセージ
+05
笹川 それでは最後に、若い人へのメッセージをお願いします。
青野社長 やりたいことを見つけようとするのではなく、今、目の前のことをとにかく頑張って欲しいですね。最初はよくわからないことでも手探りでもチャレンジしているうちに、きっとやりたいことへとつながってくる筈ですから。

インタビューを終えて笹川より

青野社長、ご多忙の折、ありがとうございました。
東証一部上場企業を率いる経営者のスピード感と爽やかさに心を打たれました。
私も松下幸之助さんの本を愛読しており、大変光栄に存じ、嬉しかったです。
当社では、松下さんの「重役や少なくとも部長になれる秘訣」を新卒社員に話しています。
今度は、松下幸之助哲学についてじっくり語り合いたいですね。

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