スペシャルインタビュー「働くということ」

ホッピービバレッジ株式会社
取締役社長
石渡美奈
笹川祐子

「ホッピー」で抜群の認知度を誇るホッピービバレッジ株式会社は、創業1910年の老舗企業である。清涼飲料水・ラムネ・サイダーの製造販売から始まり、ミキサードリンク(アルコール飲料と割って飲む清涼飲料水)を開発し、長きにわたりファンを魅了してきた。今年で100周年を迎えた老舗企業の次の担い手である石渡社長にとって、働くとはどういうことなのか本音に迫りました。

ホッピービバレッジ株式会社 取締役社長石渡美奈 Ishiwatari Mina
社名 ホッピービバレッジ株式会社
URL http://www.hoppy-happy.com/
BLOG http://www.hoppy-happy.com/weblog/
所在地 〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目15番12号
事業内容 ホッピー・サワー・ビール・リキュール及び各種清涼飲料水・炭酸飲料水の製造・販売
著書 『社長が変われば会社は変わる!ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革(ハードカバー)』(阪急コミュニケーション)『社長が変われば、社員は変わる!(ソフトカバー)』(あさ出版)『ホッピーでHAPPY!?ヤンチャ娘が跡取り社長になるまで』(文)
働くということ
+01
笹川 石渡社長にとっての「働く」ということを教えてください。
石渡社長 私にとって働くことは人生ですね。仕事は自分の生きてきた証を遺せるチャンス。ただ、何より仕事をすることが好きなんですよね。社員と接しているのも好きですし、仕事を通じていろいろな方々と逢うことができ、自分の視野もどんどん広がる。それまでは見えなかった1個1個のことが見えるようになるって楽しいし、人生が豊かになりますよね。

仕事のやりがい
+02
笹川 確かに。趣味の多い経営者でも「仕事が何より楽しい」って仰る方は多いですよね。仕事のなかでも、石渡社長は新卒採用に特に力を注いでらっしゃいますよね。
石渡社長 ええ、新卒採用は大好きです(笑) 当社は現在、51名の社員中23名が新卒採用者。社員育成はとても大変ですが、新卒入社一期生が2年生、3年生と入社年数を経て行くなかで、私にとっても毎年初めての経験で、とても新鮮で勉強になります。覚悟して入社してくれた彼らに「この会社に入って良かった」と思ってもらいたいですしね。
笹川 数年後が楽しみですよね。
石渡社長 ええ。彼らが7、8年生となって中間管理職に就いてくれるであろう5年後なら少しは楽になるのかな。でも、育てることを怠けることは、背任行為だと思っていますから(笑)常に全力で臨んでいます。

働くことで得られたもの
+03
石渡社長 私は部下たちに「トップと常に価値観を共有し、事案に対してトップならどういう判断をするのかを考えられるようにならないと、あなたたちが望む経営に参画する(幹部になる)ことはできないよ」と言っています。トップと価値観を共有するためには、トップがどう考え、何を勉強しているかを常にキャッチアップしなければならない。そのようにできるまでは、全力で真正面から指導にあたります。彼らに「副社長と接するのが怖い」と思われる程に(笑) そんな時間を共に乗り越えてきていますから、絆が深いんですよね。私には価値観と絆で強く結ばれているもうひとつのファミリーを得られた。
笹川 運命共同体ですよね。私も社員たちに対してそう思っています。
石渡社長 ええ。彼らとの絆が私の支えになっていますね

求める人物像
+04
笹川 石渡社長が求める人とはどんな人ですか。
石渡社長 まず、明るく、元気で素直。情熱を持って生きられる方。そして高い目標を持ち、その目標達成に向けて努力を続けられる方ですね。そして、人を本気で育てることができる方を幹部に迎えたいです。人を育てるってそんなに簡単なことじゃない。たぶん10個話すうちの8個は相手が嫌がることを言わなくてはいけないし、根気よく相手に向かわなければいけない。だけど、人を育てることができれば会社は成長します。経営者は人を育てられないと勝ち残れないし、会社は社員が成長させるものだと思うのです。
私自身も(部下を)預けられて育てられなかったら辞表を出します、という覚悟でおります。「私もそこまで覚悟してるんだから、あなたたちも覚悟してよね!」なんて、部下たちにも言っています(笑)

モチベーションを保つには
+05
笹川 社員のモチベーションをあげることも経営者の仕事ですが、ご自身のモチベーションはどのように保たれていますか。
石渡社長 やはり部下たちの成長ですね。それと、彼らに「そうそう追い抜かされないぞ!」という気持ちでしょうか(笑)
笹川 今、大学に通われていらっしゃって。
石渡社長 早稲田大学商学部研究科に入学しました。MOT(management of technology=技術マネジメント)に所属して勉強しています。
笹川 仕事との両立はさぞ大変でしょうね。
石渡社長 ええ、それはもう。ただ、大変ではありますが修士終了後は博士、そして留学もしたいと思っています。会社にとっても部下にとっても私の視野は広く、視点も深くないといけない。そして、部下にも働きながら大学に通ったり、留学できる環境を渡したいと思っています。ホッピービバレッジに勤めながらMBA(Master of Business Administration=経営学修士)やPh.D.(Doctor of Philosophy=博士)を取得するぞ! という夢を持って働いて欲しい。

若い人たちに言いたいこと
+06
石渡社長 日頃から部下たちには「人の3倍仕事をして、人の3倍遊びなさい」と言っています。インディーズデビューも果たしたバンドの活動をしている部下がいますが、以前、ライブがあることを皆に黙っていて。私、その情報をキャッチして、彼女に内緒でライブハウスに花を贈りました(笑)そして「なぜ、ライブがあることを教えない」と彼女を叱りましたよ(笑)
笹川 きっとまわり(社内)の人に悪くて言えなかったんでしょう。
石渡社長 ええ。彼女の気持ちはわかるけど、違いますよね。だってライブに出演するために彼女は必死に仕事をあげて行ったんですから。私は趣味や好きなことがある人ほど仕事も頑張れると思う。必死に仕事を終わらせて大手を振って行けばいいんですよ。仕事も精いっぱい、おおいに遊び、どんどん視野を広げて欲しいですね。

インタビューを終えて笹川より

ホッピーミーナさま、貴重なお話をありがとうございました!

取材に訪問させていただいた際、活気あふれる社内、オフィスに出入りする社員さんの元気な掛け声がとても印象的でした。ミーナさんの素直さ、すぐ実行する行動力は、短いインタビューの中でも、すごく私を驚かせ感動させてくれました。
頂いた万年筆のインク、愛用させてもらっており、ミーナさんを見習ってブログを時々手書きで書いています。ますますのご活躍ご発展を祈念しております。

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