スペシャルインタビュー「働くということ」

株式会社ヘヴン-ワールド
代表取締役兼そうじ力研究会会長
舛田光洋
笹川祐子

第7回は、2005年7月「夢をかなえる『そうじ力』」を発刊して以来15冊ものヒット著書を生み出し続けるベストセラー作家、舛田先生。
現在、精力的な著作活動を続けながら、セミナー・講演会・ワークショップを全国開催中。
また、「そうじ力」を導入した企業発展プログラムを開発し、企業環境コンサルタントとして活躍中。多数の経営者から高い評価を得ている舛田先生にとって働くということはどういうものなのか、お話を伺いました。

株式会社ヘヴン-ワールド 代表取締役兼そうじ力研究会会長舛田光洋 Masuda Mitsuhiro
社名 株式会社ヘヴン-ワールド
URL http://www.heaven-world.co.jp/
設立 1971年2月19日
所在地 〒108-0074 東京都港区高輪2-1-61-308
事業内容 「そうじ力」をテーマとしたセミナー・各種講演会・ワークショップの企画運営。
著書 「心と体が生まれ変わる!大そうじの奇跡―やる気になったときが“大開運日”! (王様文庫) 」
「「そうじ力」であなたが輝く!(総合法令出版)」
「図解幸せを呼ぶ「そうじ力」 “天使が舞い降りる空間”づくり(ソフトバンク クリエイティブ)」
「最強「そうじ力」で商売は必ず繁盛する(リヨン社)版)」
働くということ
+01
笹川 舛田先生にとって働くということとは
舛田先生 私にとって働くということは、「生きている意味」そのものです。
人は仕事をするために生まれてきたのだと、私は考えています。私がそのように考えるようになったのは、若い頃に味わった挫折の経験からです。26歳から27歳までの約1年半もの間、職を失っていました。離職したての頃は、もっと自由に生きたい、自分らしく生活したいと考えておりましたので最初は楽しかったんですね。でも、徐々に社会から取り残されている感覚が芽生えてきて、次第に辛くなっていきました。3か月目には、いよいよ辛くなり、どんな仕事でもいいからやってみようとアルバイトの面接に行きましたが、これがまた面接に受からないんです。神様のいたずらでしょうか。普段落ちるはずもない面接でも落ちてしまう程でした。この時期は、仕事ができない苦しみを痛感するのと同時に、自分自身の存在理由を見出すことができなくなっていました。
やはり、人間は働いていないとダメなのだと強く感じた時期でした。

エピソード
+02
笹川 仕事観が変わったときの具体的なエピソードがあれば教えていただけますか
舛田先生 職を失う前の私は、「やったらやっただけの給料が欲しい」とか、「何でこんなことを私がやらなくちゃならないんだ」などと、仕事に対して不純な思いがありました。
その当時、ビルの階段清掃のアルバイトをしておりましたが、その仕事でも、目に見える部分だけササッと終わらせ、細かい部分は適当にごまかしていました。それに気付いた当時の上司は私に、「君の仕事には君の人生が映し出されているんだ。このままでは、君自身がダメになるぞ。」と言いました。そしてさらに「階段の角にごみが残っている。このままにして水を流して地面が乾くと、結局階段全体が真っ白に汚れるんだ。そこまでしっかり考えて仕事しているのか?」と。
その時は、何が言いたいのか、何を言われているのかもさっぱりわかりませんでした。
そして、ブランクを経て再就職をした時の初仕事は、ビルの階段掃除でした。何かの運命だったのでしょうか。その時は、とにかく仕事ができるという喜びから丁寧に隅々まで掃除しました。そして階段の角の掃除に取り掛かった瞬間、昔のことをふと思い出しました。なぜだか涙が溢れて止まりませんでした。そして、その掃除が終わると新しい上司に「いやー、君はいい仕事をするね。きっと将来伸びるよ」と、昔とは逆のことを言われたのです。この経験により、仕事を与えられる喜びを身にしみて感じ、その後も心をこめて仕事をしようと考えるようになりました。
働くことの原点、また「そうじ力」の原点はここにあるのです。

働くことで得られるもの
+03
笹川 働くことで得られるものは、どういうものだと思いますか
舛田先生 結果的には、幸福なんでしょうね。
ただ、働くという過程で得られるものの中には、個人の成長もあります。そして仕事の規模が大きくなれば、個人の成長にとどまらず、より多くの人に影響を与えることができます。責任が重くなる分、大変なこともありますが、最終的には自分自身や周囲の幸福につながるのだと思います。

社会で成功するためのマインド
+04
笹川 社会で成功するためのマインドを教えていただけますか
舛田先生 特に若い時は、どうしても一攫千金を狙いがちですよね。例えば、楽して稼ぎたいとか簡単に出世できないかとか。しかし成功している人に共通する考え方はこうです。自分の目の前の小さなことからコツコツこなし、積み上げていくということ。螺旋階段のように一歩づつ駆け上がっていくのです。そして不思議なことに、ある一定のところに到達すると誰かがエレベーターに乗せてくれるんです。要は、引き上げてくれる。そこに到達するまで自分自身で努力し、経験とスキルを積み上げていくことが大事なんです。目先のことではなく、目の前の一瞬のことに一生懸命になれるかどうかが成功への鍵だと思います。

若い人へのメッセージ
+05
笹川 最後に、若い方へのメッセージをお願いします。
舛田先生 掃除という観点から、若い方には以下の3点を実施していただきたいと思います。
1つ目は、「物を捨てる」ということ。
いつか使うだろうと、物をとっておいても結局は使わないものが多いんですね。物を捨てるということは、未来への不安を捨てるというのと同時に過去の栄光も捨てるということです。このことで、今という時間を大事にすることができます。
2つ目は、「汚れをとる」ということ。
汚れをとるということは、問題を解決することです。汚れの原因を見つけてどの洗剤で、どの道具でその汚れをとるのか考えますよね。物事には何事にも原因がありますので、その原因を取り除けば問題は解決するわけです。汚れをとるということを通して、問題の本質を見抜く力、さらには問題を解決する能力に磨きをかけていきましょう。
3つ目は、「整理整頓をする」ということ。
整理整頓された空間では、物事がはっきり見えてきます。例えば、部屋の中に紙とペンとホッチキスしかなかったとしましょう。あなたはそれを何に使うのかと問われた場合、紙はものを書くため、ペンは文字を書くため、ホッチキスは、書類を束ねるためと答えるでしょう。このようにそれぞれの存在理由がはっきりするんです。仕事に置き換えても同じことが言えます。仮に自分の身の回りや頭の中が整理整頓されておらず、乱雑な場合は目標達成のための行動にも迷いが生じます。自分の役割を明確にし、成果を出すためにも整理整頓がやはり重要なんですね。

インタビューを終えて笹川より

舛田先生 ご多忙の折ありがとうございました!
先生に社内講演会に来ていただいたおかげで、朝のお掃除にも大掃除にも 「感謝の気持ちで温かく人をお迎えする ありがとう空間」をみんなで作り上げるようになりました。そして、「そうじ力!」と声を掛け合っています。
「あなたの部屋があなた自身である」「あなたのデスクがあなたの実力!」はっとする金言です。

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